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 「フェイク情報はこう作られる」
本気で探す頼りになるいい歯医者さん2018」という企画
企画書です。
一般書として売り出される本です。この本に掲載される条件は歯科医院が払う金額次第です。どのように情報が作られていくかがお解かりいただけると思います。本に書いてあるから大丈夫などと思ったら痛い目に遭いますよ。
これらの企画書は歯科医院の有料広告でしかありません。治療内容には何の保障もありません。このような本やネット上の情報はほとんど怪しいと思ってください。何にために情報を流しているかをお考えください。

 「海外講演は辛い」(2010年12月)

海外からの講演依頼が時々あります。しかし、何か特定の理由がなければ講演には行かないのが私の立場です。何故かというと私のように一人で開業している場合、海外に行くために何日か休診にしなければなりません。患者さんに迷惑がかかります。さらに休診にしている間も家賃等の経費だけは確実にかかります。また、講演後も時差ボケ等体調面でも負荷が大きいのです。そのような理由から海外講演はほとんどお受けしないのです。

 では大学の先生はどうでしょう?まず休みにしても給料が減ることもありません。場合によっては出張手当すら付きます。また海外講演はその先生の業績にもなります。私とはずいぶん違うのです。



ここでは日常の出来事や思いついたことなどを書きます。以前のホームページは更新が難しかったのですが、ソフトが新しくなりそれが簡単になったなでホームページをお盆休み(2010年8月)にリニューアルをしました。

2010年8月27日 ホームページ(HP)リニューアルに関して
 ホームページを作って長年放置しておいた結果、私の患者さんに「HPにたどりつけないよ。」と言われました。初めたころはHPも少なくすぐにヒットしたのですが、最近はHPもやたら多く、ここ数年の間に大きく変わりまいた。当時は学術的内容のHPが多かったのですが、最近では医院の宣伝が主なようです。
 私は自分でホームページを作成・更新していますのでデザイン的にはチョッと見栄えが良くないように思えるかもしれせん。しかし、自分の言いたいことを自分の言葉で伝えるには自分で更新できなければいけないと思い作成しました。
 ところで長年HPを公開していましたが、それを見て来られた患者さんは年に1人いれば良い程度でした。ほとんどが口コミなので患者さんを集めるという効果はほとんどゼロに等しかったと思います。HPに関してやたら電話がありましたがほとんどが業者の方で「HPをリニューアルしませんか。」あるいは「検索上位になりますよ。」あるいは「名医ランキング上位に入れます。」・・・・・・一体何のことだろう?と不思議な勧誘ばかりでした。今回リニューアルするに当りその辺のことを調べてみました。
 1、日本の名医100選的な医院紹介サイト
 ほとんどが業者によるものでサイトに登録されるには料金がかかります。つまり業者の金儲け的サイトがほとんどです。私は歯科医ですが、多くの歯科医を当然知っています。しかし、どのようなレベルの治療をなされているのかはほとんどわかりません。研究会・専門書・講演等で実際の治療例を発表されている先生ならばある程度は推測できますが、その他の先生はまったくわからないのです。私のような専門家でさえもわからないのにどのように選ぶのでしょう?答えは簡単です。広告費次第ということです。
 2、口コミサイト
 はっきり言ってやらせが多いサイトです。良い内容を書いているのは身内がほとんどです。実際大変な治療をされた患者さんは私の見る限りインターネットをあまりされていない年代の方々がほとんどです。また、治ってしまうと日ごろ歯医者のことなどまったく頭から忘れているようです。当医院の口コミを検索しましたら何もありませんでした。
 実はこの口コミがとんでもないことに使われている例があります。それは悪い内容が書かれていて、どう見ても悪意に満ちた内容です。書き込まれた歯科医が捜査した結果は同業者による(つまり他の歯科医院)による嫌がらせだったのです。同業者同士の足の引っ張り合いというわけです。(訴訟になったそうです。)
 3、Q&Aサイト
 数人の歯科医がグループとなって自分たちの医院の宣伝になっているものがほとんどです。客観性に乏しいようです。
 
ここまで書くとこのサイトを訪れた方はいったいどうしたらよいのかわからないかもしれません。確かに言えることは「出所がわからない情報は鵜呑みするな」ということです。
 参考のためにアメリカの一部の民間保険会社の例を上げておきます。保険会社は加入者に歯科医のランク情報を配ります。そのランキングの付け方はこうです。一度治療したものがどれだけ長持ちするかという判断のもとで決めます。つまり保険会社は長く持てば支払が少なくて済むわけです。一番悪いのは再治療が多い歯科医となります。いくら支払が安くとも何度もやり直していてはコストがかさむからです。
 現在日本の健康保険は破たん寸前です。いずれ日本の歯科治療も多くが自己負担の自由診療になると思います。自分で払うよういなれば歯医者選びも慎重になるでしょう。

2010年8月22日 伊藤学而先生にお会いする
 8月22日は学際企画によるゼミナーがあり、日暮里にあるヤマウラという会社の研修室でゼミナーを行いました。入口には私のゼミナーの案内が掲示されていました。それと同時にもう一枚の案内がありました。他の先生もゼミナーをされるのだな、と良く見ると講師の先生が伊藤学而先生であることがわかりました。お名前を拝見した瞬間懐かしくなりました。私は伊藤先生とは一度も面識がありません。しかし、12年前に初めて私が出版したおり、私の恩師の故窪田勝伸先生が伊藤先生に贈呈するようにアドバイスを頂きました。当時伊藤先生は鹿児島大学歯学部矯正学講座教授で日本矯正学会の会長も務めておられました。師匠の窪田先生も学会の役員をされていて、私の出版を何とか後押してしようとご配慮してくださっていたのです。
 伊藤先生からは「良い本なので講座の全員に読むように指示をしました。」というメッセージを頂いたことを思い出しました。その後私は鹿児島に講演が行く機会がありその折伊藤先生のことを尋ねると「もう退官された。」と聞き、もう会えないのかもしれないな、と思っていたのです。
 今回は逃さないぞと思い、昼休みに挨拶に伺いました。「伊藤先生、その節はありがとうございました。」
伊藤学而先生と私




現在伊藤先生は鹿児島大学名誉教授のかたわら「青空会議」を主宰されています。
詳しくは以下のHPより↓
                        http://www.aozorakaigi.com/gakuji/profiel.html


















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